|
さて、東京・代々木の明治神宮の森は、大正9年(1920)に造成されてより、ちょうど
80年を迎えました。その当時、延べ11万人もの青年たちが勤労奉仕に参加して、全国から寄せられた樹木を境内に移植し、「都市と緑と人」のいとなみがみごとに調和した「永遠の杜」をつくりあげたのでした。この杜は大都会・東京にありながら、いまや大自然のようなたたずまいを見せています。欧米の都市林に比べて林相も多様で、その樹木一本一本から感じられるやさしい雰囲気は、訪れる人々に「神々しい厳かさ」だけでなく、はかりしれない「こころの癒し」を与えてくれます。私たちはあらためて、代々木の杜をつくりあげた先人たちの創造的な精神と、大事業を成し遂げようという高い理想と、純真な情熱に感動をおぼえます。
|